トッピング[のり]

お笑いとか音楽とかただの日記とか

11/23 日々ロック舞台挨拶

新宿ピカデリーで日々ロック舞台挨拶を観てきた。
上映→舞台挨拶っていう流れ。

以下映画の内容に触れます。

 

◎作品の感想

演出のあれなのか、登場人物(特に宇田川咲)のちょっとした動作や言葉に「なんだよ今の面白くないよ…」って少しずつ引いてしまって、ツボに入るような笑えるシーンも少なくて序盤少しがっかりしながら観てた。
宇田川咲が歌う「雨あがりの夜空に」が可愛らしくて、瓶から直接酒を飲んでその瓶で他人の頭かち割って男を蹴り飛ばして…みたいな暴力的な役柄なのにそんな可愛らしい歌唱で良いのか…?もっとかっこよく歌うべきなのでは…?みたいな違和感もあったり。

でもラストの演奏シーンがすごく良かった。
前半のはこのシーンの良さを引き立たせるためにあったのか?と思ってしまうくらい良かった。
「おっぱい」っていうフレーズに泣かされるとは。
終わりよければなんちゃらで、このシーンを観れたから日々ロック観てよかったです。
私はちょっとした掛け合いの面白さとか細かい部分を重要視してしまう傾向があるようなので何回も観たくなるような好きな映画というくくりには入らなかったけど、良い映画ではあると思う。
それにDVDで観てたら演奏シーンの臨場感は絶対に味わえなかっただろうから、映画館で観てよかった。
どうせ観るなら映画館で観ておくべき映画。


キャストのことで言うと

・サラバーズ結構出てんじゃん!
特に古くんが思いのほか俳優やってて登場シーンもセリフ量も多くて、歌声だけじゃなくて普通の声もとても好きだってことに気づいた。
いいところで何かと見切れるサラバーズを見るのも楽しかった。サラバーズが出演してることがこの映画に興味を持ったそもそものきっかけなので。
犬レイプの百姓勃起も最高。「コシヒカリコシヒカリ…」

・前野朋哉の絶妙さ
バンドマンだけどまあモテないんだろうな~みたいな役。私は原作を読んでないけど、恐らく前野さんこの役ぴったりなんじゃないかなあと思った。絶妙なモテないバンドマンっぷり。
桐島、部活やめるってよ』の武文みたいなプライド高くて拗らせた役とかかっこ悪めの役を演じてるのをよく見るけど、前野朋哉として喋ってるところを見るとこの人モテそうだな~と思う。

・私が見たことない落合モトキ
どんな役をやるのか知らずに観たからそこで出て来るんだ…!と衝撃くらう。V系バンドのボーカル役。白目むく癖を持ったキャラの濃い人物。
『桐島』とか『スイートプールサイド』とか、ベボベこいちゃんが前につぶやいてたみたいに「結局あなたがいいトコ持っていくのね…」っていう役ばっかり見てたからその反動でギャグ要素強い落合モトキがより面白く思えた。
こいちゃんのツイート↓

image

あとは音楽も良かったです。
特にエンディングで流れる爆弾ジョニーの「終わりなき午後の冒険者」が映画に合いすぎてて素晴らしい。
劇中歌が良い曲多くて、サントラ欲しくなる。


◎舞台挨拶

なかなか本物を見れる機会ないんだから落合モトキを凝視しよう!と思ってたのに結局サラバーズにばっかり目がいってしまった。
自己紹介で「ギター藤井清也です。よろしくお願いしマーシュ…」みたいな、日本語苦手な外人のふりなのかただ噛んだだけなのか判断つけ辛い微妙なラインのボケをやってたり、
キャスト一人ずつにやりたいことを聞いてる場面で
古舘「アメリカで全裸になってダイビングできる場所があるのでやってみたいです」
→他のメンバーにマイクを回そうとする
→司会「4人でスカイダイビングをするってのもいいですよね!」
みたいな流れでばっさりいかれたり、不憫だけど面白かった。
確か落合モトキだったかな、誰かが「バンジーやりたい」って言ったら前野さんが「サラバーズはバンジーやったことあるんだよね?」ってふってくれて前野さんいい人超ありがとうって思った。
あと竹中直人さんが「脇で寿司を握りたい」みたいなこと言ってて最高に面白かった。

image

image